<プレスリリース>「リワークママ座談会」を開催いたしました

働く母親達が語る「育休明けのリアル」とは?
復職ママ向けのベビーシッターサービス「マミーズスマイル<リワーク>」が
リワークママ座談会を開催

株式会社マミーズスマイル(本社:東京都杉並区、代表取締役:中山 美穂)は、新サービスの「マミーズスマイル<リワーク>」の開始に伴い、リワークママ座談会を同社サロンにて開催いたしました。

 

■「リワークママ座談会」開催の背景

働きながら子育てすることが当たり前となった昨今、育休明けの復職に不安を抱える親御さんは少なくありません。座談会では、実際に育休、復職を経験したお母様(リワークママ)にお集まりいただき、復職で苦労したことや、こんなサービスがあれば助かったという要望などをお話しいただきました。リワークママ達のリアルな経験を今後のサービスに活かすと同時に、女性が働きやすい世の中にするために社会への働きかけも当社では努めていきたいと考えています。

<座談会の参加者>
Sさん(30代)…医療機器販売業勤務、3才と6ヶ月のお子さまあり
Kさん(30代)…通信会社勤務、3才のお子さまあり、現在第2子妊娠中
Tさん(30代)…会社経営(小売)、2才のお子さまあり
Mさん(30代)…会社経営(服飾)、2才のお子さまあり

「仕事を辞めたらいいのに」復職後、待っていたのは同僚の心無い言葉

――Sさんは1人目のお子さまを出産されて、2年の育児休暇を取得されたんですね。復職されて、周りの反応はどうでしたか。

Sさん:私の会社は女性活躍推進に力を入れていて、「女性の働きやすい会社」として経済誌のランキングにも名前が載っています。産休も丸2年取得できたので助かりましたが……実際に復職してみると、会社の体制と違って現場の理解は乏しかったですね。子どもが発熱して早退したりすると、「仕事を辞めたらいいのに」「家庭優先のほうがいいんじゃない?」などと言われたこともあります。

――妊娠中の周りの反応はどうでしたか?

Sさん:思えば妊娠中も、つわりなどで遅刻すると風当たりが冷たかったですね。「つわりって休まなきゃいけないほどつらいの?」と言われたことも……。キャリアアップに影響するからと、つわりで辛いのに無理して出勤している女性もいたようです。会社としての制度が整っていても、周りの意識が伴っていないとあまり意味がないのではないかと感じます。

仕事のブランクを取り戻しながら、家事と育児に追われる日々

――復職後、久しぶりに仕事をしてみてどう感じましたか?

Sさん:2年休むとかなりスキルダウンしているのを感じました。エクセルを見るのも久しぶりだったので、しばらくは肩身の狭い思いをしましたね。

Kさん:私も仕事のスキルダウンをものすごく実感しました。出産後の身体のダメージも引きずっていたので、帰宅後の家事・育児も大変で……。「毎日、何をして生きているんだろう?」と思いながら、ひたすら必死で働いていました。がむしゃらに仕事と育児を両立して、1年くらいたってやっと仕事に慣れてきましたが、復職後はとてもつらかったのを覚えています。

――復職後、家事の仕方は変わりましたか?

Sさん:とくに食事の準備が大変でした。夜帰ってきてから料理をするのでは間に合わないので、毎朝4時に起きて朝ごはんと夜ごはんを作ってから出社していました。睡眠時間は常に足りない状況でしたね。

自営業の保育園入園は不利?ポイント稼ぎのためにベビーシッターの利用も

――TさんとMさんは自営業をされていますね。保育園にはスムーズに入れましたか。

Tさん:自営業には育休などの制度はないので、出産後54日目で復職を目指しました。しかし子どもが12月生まれなので保育園のポイントが稼げなくて、結局は保育園が決まるまで時間がかかってしまいました。

Kさん:早生まれの子は不利ですよね。ベビーシッターを利用することで保育園への入園審査のポイントが稼げるからとベビーシッターを利用する人も周りにはいましたが、けっこうお金がかかりますよね。復職のために、会社や自治体が何割か負担してくれるサービスがあると助かるなと思いました。

Mさん:私も保育園が決まるまではベビーシッターのマッチングサイトやファミリーサポートを利用していました。ただ、中には育児の経験が乏しかったり、プロ意識のない人もいたりして不安な思いをすることがありました。その点、マミーズスマイルのスタッフさんはみなさん育児のプロなので、安心して預けられました。

――慣らし保育はすんなり終わりましたか?

Mさん:こちらが自営業だということを園も分かっているので、「お宅は早くお迎えに来られますよね」という感じで、慣らし保育の期間が他のおうちより長かったです……。自営業とはいえ待たせている仕事やお客さんがいる点では、お勤めの方と変わりはないのですがね。

入園、復職のタイミングがおかしい?現状の復職システムに感じること

――出産をしたお母さんが復職しやすい世の中にするためには、世の中ではどんなことをすべきだと思いますか?

Sさん:そもそも、4月に入園、復職が同時にスタートするという制度に問題があるように感じます。復職したばかりで親は必死な一方、子どもも慣れない環境で体調を崩しがち。慣らし保育を3月からにして子どもが慣れたころに仕事を始められたらいいのにと思います。

Kさん:それか、わざわざ忙しい年度始まりに復職するのではなく、もう少し仕事が落ち着いた時期に復職できれば、できる限り周りに迷惑をかけずにブランクを埋められるのに……と思いますね。

Tさん:日本人の意識の問題なので、制度だけを変えても解決しないと思います。全社員に出産・育児の大変さについてのセミナーをするなど、理解が深まるような仕組みを作ってほしいですね。

Mさん:会社勤めの人はもちろん、自営業者も復職しやすいように、企業や自治体でベビーシッター利用の補助がもっと活発になるといいですね。ベビーシッターを頼むこと自体に罪悪感のある人も多いようなので、他人の力を借りることが当たり前の世の中になってほしいです。育児は助け合いでないと、成り立ちません!

出産、育児も大変だったが、「復職後が一番大変だった」と口を揃えるリワークママのみなさん。女性の活躍推進に向けての制度が整う一方、同僚の理解や、保育園の制度が伴っていないと感じているそうです。システムよりもまずは周囲の理解を深めるための仕組み作りや、ベビーシッターなど育児サポートの利用援助が活発になってほしいとの感想でした。
マミーズスマイルでは復職、慣らし保育期間をサポートするためのベビーシッターサービスを提供しております。女性がより働きやすい世の中を作るため、サービスの向上および企業・自治体との連携に努めていく所存です。

 

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